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      <title>Kingyou</title>
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      <language>ja</language>
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         <title>「風のダンデライオン」川端裕人</title>
         <description><![CDATA[<blockquote>   <p>理想のプレイスタイルはスピードスター。それが小学5年生のサッカー少女、高遠エリカの信条だった。でも、所属していた女子チームは解散してコーチも仲間もいなくなり、練習相手を探すのもひと苦労。ある日、下手くそなくせに声だけ大きな少年・翼と一対一をしているうちに、なでしこ日本代表の有名選手と出会う。自分たちでチームを作ればいいと言われ…。大人のチームに挑む小学生たちの物語。</p> </blockquote>  <p>私は野球とサッカーどちらが好きかといえば、断然サッカーだ。   <br />何しろサッカーはスリリングだし、動きがあるし。プロの選手のプレーなんかを見ていると華麗な曲芸を見ているようで楽しいし。……    <br />自分はもう４０近いおじさんで足もろくに上がらないくらい耄碌してしまっているけれど、公園とかでボールを蹴っている子供を見るとついジッとみてしまうし、そんなだから娘ともサッカーで遊べたら楽しいだろうなぁと思ってしまう。</p>  <p>今でこそ「なでしこ」が一躍有名になって注目されて来ているけれど、やはり女の子がサッカーを始めるとなるとチームがそれほどないだろうし仲間も少ないしで、まだまだ環境が整わず難しい状況なのではないかと思う。   <br />一方でミニバスケットなんかの方がチームもあるし仲間も居るし、始めやすいのかもしれない。    <br />親のエゴで子供にサッカーを押し付けたりはしたくないが、球技で友達と協力したりすることや努力して何かを達成することを覚えていけたらいいなぁと漠然と思ってみたりする。</p>  <div style="padding-bottom: 0px; margin: 0px; padding-left: 0px; padding-right: 0px; display: inline; float: none; padding-top: 0px" id="scid:81867AAF-BB02-476b-AE5D-12BDAC2E750D:7e505a14-1cb6-4ef7-93b8-fa55281a6f54" class="wlWriterEditableSmartContent"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087468062/cagylogic-22/ref=nosim" target="_blank"><img alt="風のダンデライオン 銀河のワールドカップ ガールズ (銀河のワールドカップ) (集英社文庫)" src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51SaLJbv5LL._SL160_.jpg"><br />風のダンデライオン 銀河のワールドカップ ガールズ (銀河のワールドカップ) (集英社文庫)<br />川端 裕人 </a></div>]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">BOOK</category>
        
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         <pubDate>Tue, 08 May 2012 23:21:38 +0900</pubDate>
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         <title>「愛の疾走」三島由紀夫</title>
         <description><![CDATA[<blockquote>   <p>諏訪湖で漁業を営む純朴な青年・田所修一は、下諏訪にできた近代的なカメラ工場と、そこで働く娘たちに憧れを抱いている。素人作家の大島十之助は、小説「愛の疾走」を執筆するために、そんな田所と工場で働く正木美代に恋愛させようと企むが、夫の小説道楽に反対している大島の妻が、策略を田所に打ち明けてしまう。仕掛けられた恋愛の行方は…。劇中劇の巧みさが光る、三島渾身のエンターテインメント小説。1963年初刊作品。</p> </blockquote>  <p>テレビでビックダディなどの素人を題材にしたドキュメンタリ番組があるが、いつもあれを見ていて違和感を覚える。   <br />２時間とかの枠の中で、毎回ハプニングあり感動シーンありといった内容で、それなりに番組としては面白いのかも知れない。    <br />ただ、それがいったいどうやって収録されているのかと考え始めると、消化し切れない違和感を感じるのだ。</p>  <p>とある家庭にカメラマンが入り込み、日常の生活風景……それこそ朝起きるところから夜寝るところまでをカメラで撮影する。   <br />カメラで撮られることを意識しながら、一方で真面目にドラマさながらの日常生活を送り、本気で涙を流したり怒ったり笑ったり、果たして芸人や俳優でもない一般の素人がそんなことが出来るのだろうか。    <br />では、このドキュメンタリが台本ありのヤラセ番組だったとした場合はどうか。……ヤラセならばあえて素人家庭を舞台にすることもないし、そんな茶番を観ていること自体馬鹿馬鹿しいと思えてしまう。</p>  <p>吉田拓郎の唄にもあったが、自然に振舞うということの不自然さ。……そんなジレンマがどうしてもあるわけで、ならば開き直って、というか原点に戻って、自然から切り取った作品でしかないという立場でものを表現すればいいんじゃないだろうか。   <br /></p>  <div style="padding-bottom: 0px; margin: 0px; padding-left: 0px; padding-right: 0px; display: inline; float: none; padding-top: 0px" id="scid:81867AAF-BB02-476b-AE5D-12BDAC2E750D:4037def8-127d-4453-b9b8-e9645d40988e" class="wlWriterEditableSmartContent"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041212170/cagylogic-22/ref=nosim" target="_blank"><img alt="愛の疾走 (角川文庫)" src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41k3Lo-DBhL._SL160_.jpg"><br />愛の疾走 (角川文庫)<br />三島　由紀夫 </a></div>]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">三島由紀夫</category>
        
         <pubDate>Tue, 08 May 2012 22:54:49 +0900</pubDate>
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         <title>「幸福号出帆」三島由紀夫</title>
         <description><![CDATA[<blockquote>   <p>美貌の青年・敏夫は、オペラ歌手を目指す異父妹の三津子を溺愛していた。オペラ界のかつての大物歌手・歌子に取り入り、持ち逃げした財産で「幸福号」と名づけた船を手に入れた敏夫は、三津子と2人で暮らそうとするが、愛人・房子が指揮する高級品の密輸に手を染めていく。そこに、音楽への情熱を失った三津子も加わり兄妹愛は迷走する。純粋な「愛」は成立するのか。兄妹に隠された真実とは?1956年初刊の傑作長編が復活。</p> </blockquote>  <p>三島由紀夫の小説は新潮文庫から数多く出ているが、もう粗方読み散らかしてしまったため、最近では角川文庫から出ているものをよく読んでいる。   <br />角川から出ているものはどちらかというと肩肘張らないエンターテイメント性のあるものである。    <br />……といってぼんやりと読み進めていると、やはり三島イズムのようなもので書かれているということを思い知らされる。    <br />この小説では敏夫が、若くて容姿もカッコいい、三島が価値を認める典型である。    <br />その敏夫が大して苦労もせず何の思い迷いもせずに世の中をスイスイと渡っていく。    <br />ただのご都合主義の茶番小説のようにも取れるが、一面、そこに焦点を当てすぎている三島由紀夫の嗜好を感じてしまう。</p>  <div style="padding-bottom: 0px; margin: 0px; padding-left: 0px; padding-right: 0px; display: inline; float: none; padding-top: 0px" id="scid:81867AAF-BB02-476b-AE5D-12BDAC2E750D:2c19b832-a67b-4ba4-bcd3-9937abd203f6" class="wlWriterEditableSmartContent"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041212162/cagylogic-22/ref=nosim" target="_blank"><img alt="幸福号出帆 (角川文庫)" src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41607iWYn4L._SL160_.jpg"><br />幸福号出帆 (角川文庫)<br />三島　由紀夫 </a></div>]]></description>
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         <pubDate>Tue, 08 May 2012 00:17:00 +0900</pubDate>
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         <title>「太陽の塔」森見登美彦</title>
         <description><![CDATA[<blockquote>   <p>私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった!クリスマスの嵐が吹き荒れる京の都、巨大な妄想力の他に何も持たぬ男が無闇に疾走する。失恋を経験したすべての男たちとこれから失恋する予定の人に捧ぐ、日本ファンタジーノベル大賞受賞作。</p> </blockquote>  <p>恥ずかしながら、この私。学生の頃は無い才能を信じて小説などを書いていたわけで。とある文学賞に応募したなんて暴挙も行っていた。   <br />その時の題名が「太陽の塔」。    <br />そんな過去の汚点をやっと忘れかけた頃に目にしたのが本書であり、何となく因縁めいたものを感じて一度は迷い、二度目に購入してずっと温めていた。</p>  <p>さて、私も大学時代にはとんと女性に縁の無い生活を送っていた。   <br />今から思い返しても、(１年留年したので)５年間という膨大な月日をいったい何に費やしていたのか定かではないくらい、恐らくは下らない毎日を送っていたのだと思う。    <br />社会人になって自分の時間をゆっくりと過ごすことがなかなか難しくなって来た今では、そんな日々が遠く懐かしくそして羨ましく思える。</p>  <div style="padding-bottom: 0px; margin: 0px; padding-left: 0px; padding-right: 0px; display: inline; float: none; padding-top: 0px" id="scid:81867AAF-BB02-476b-AE5D-12BDAC2E750D:7a091885-a98c-4e73-8151-d1ff26bfc6f7" class="wlWriterEditableSmartContent"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101290512/cagylogic-22/ref=nosim" target="_blank"><img alt="太陽の塔 (新潮文庫)" src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51V3NSREZFL._SL160_.jpg"><br />太陽の塔 (新潮文庫)<br />森見 登美彦 </a></div>]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">森見登美彦</category>
        
         <pubDate>Mon, 07 May 2012 23:43:00 +0900</pubDate>
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         <title>「詩的私的ジャック」森博嗣</title>
         <description><![CDATA[<blockquote>   <p>大学施設で女子大生が連続して殺された。現場は密室状態で死体には文字状の傷が残されていた。捜査線上に浮かんだのはロック歌手の結城稔。被害者と面識があった上、事件と彼の歌詞が似ていたのだ。N大学工学部助教授・犀川創平とお嬢様学生・西之園萌絵が、明敏な知性を駆使して事件の構造を解体する。</p> </blockquote>  <p>最近、推理モノを読んでいて思うのだけれど、舞台が現代に近づけば近づくほど、密室なんかのトリックは面白くなくなってくる。   <br />何故ならば、今の最先端技術を以ってすれば、密室だとかアリバイだとかいったものは何の意味もなさなくなってくるし、何でもありになってしまって、精巧な方程式のような推理トリック自体が成り立たなくなってしまうからである。    <br />従って、トリックが面白いと思えるものは大概時代背景がちょっと昔に設定されていたりする。</p>  <p>この本でも、密室殺人が出てくる。   <br />そのトリックの解明にラジコンの機械や早く固まるセメントなんていう道具立てが出てきてしまうと、ただ読まされているだけの感覚で、推理を楽しむ次元ではなくなってくる。では、何に焦点が当たっていたのか、と言われると何ともあやふやで、ただ、萌絵と犀川が何となくいい雰囲気なのが微笑ましくなってしまったりして、ちょっと訳がわからない読後の感想である。    <br />このシリーズは決して嫌いではないのだけれど、時々、何か見失ってしまったままラストを迎えてしまうことが多い。</p>  <div style="padding-bottom: 0px; margin: 0px; padding-left: 0px; padding-right: 0px; display: inline; float: none; padding-top: 0px" id="scid:81867AAF-BB02-476b-AE5D-12BDAC2E750D:7989706b-6494-4483-8e6c-d3cb5babe3e5" class="wlWriterEditableSmartContent"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062647060/cagylogic-22/ref=nosim" target="_blank"><img alt="詩的私的ジャック (講談社文庫)" src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41koNhrAf1L._SL160_.jpg"><br />詩的私的ジャック (講談社文庫)<br />森 博嗣 </a></div>]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">森博嗣</category>
        
         <pubDate>Sat, 14 Apr 2012 23:54:44 +0900</pubDate>
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         <title>「殺人鬼フジコの衝動」高梨幸子</title>
         <description><![CDATA[<blockquote>   <p>一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして新たな人生を歩み始めた十一歳の少女。だが彼女の人生はいつしか狂い始めた。「人生は、薔薇色のお菓子のよう」。呟きながら、またひとり彼女は殺す。何がいたいけな少女を伝説の殺人鬼にしてしまったのか?精緻に織り上げられた謎のタペストリ。最後の一行を読んだ時、あなたは著者が仕掛けたたくらみに戦慄し、その哀しみに慟哭する…。 </p> </blockquote>  <p>前回読んだ「孤虫症」と同じく、読者の視点をぐるっと一変させるような仕掛けは、この作者のお得意芸なのか、とにかく、構成はよく出来たミステリィだと思った。   <br />これも「孤虫症」に通じるが、やはり描かれる女性像はベタベタとしていてスッキリとしない。    <br />特に娘を押入れに閉じ込めてしまう辺りの描写は、私も子を持つ親なだけに読んでいていたたまれなかった。</p>  <div style="padding-bottom: 0px; margin: 0px; padding-left: 0px; padding-right: 0px; display: inline; float: none; padding-top: 0px" id="scid:81867AAF-BB02-476b-AE5D-12BDAC2E750D:e609039d-c2b1-474a-8e85-33bb3c38f77f" class="wlWriterEditableSmartContent"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198933677/cagylogic-22/ref=nosim" target="_blank"><img alt="殺人鬼フジコの衝動 (徳間文庫)" src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41nH04aAv1L._SL160_.jpg"><br />殺人鬼フジコの衝動 (徳間文庫)<br />真梨幸子 </a></div>]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">高梨幸子</category>
        
         <pubDate>Sat, 14 Apr 2012 23:40:54 +0900</pubDate>
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         <title>「名もなき毒」宮部みゆき</title>
         <description><![CDATA[<blockquote>   <p>今多コンツェルン広報室に雇われたアルバイトの原田いずみは、質の悪いトラブルメーカーだった。解雇された彼女の連絡窓口となった杉村三郎は、経歴詐称とクレーマーぶりに振り回される。折しも街では無差別と思しき連続毒殺事件が注目を集めていた。人の心の陥穽を圧倒的な筆致で描く吉川英治文学賞受賞作。</p> </blockquote>  <p>何の気なしに手に取った本だったけれど、「あ、これ、あの本の続編だったのか。」と読み始めて気が付いた。</p>  <p>職場でリーダをやっている私は、他のメンバを引っ張っていく立場で。   <br />これまで、こちらが真剣に何かを伝えたり教えたりしていけば、必ず相手にそれが伝わり、状況を好転させていけるものだとポジティブに信じ続けて働いてきた。    <br />しかし、今年度抱えたメンバとそのトラブル対応をしていく中で、それが甘く楽観的な思いに過ぎなかったと思い知らされることとなった。    <br />当然、私のリーダとしてのスキルが未熟だったからなのだけれど、人の気持ちや姿勢の根本を変えるということは一朝一夕には難しいことである、と痛感させられただけで終わってしまった。    <br />原田いずみのような”話のまったく通じない人”には私も過去一度痛い目にあったことがある。世の中、他人と意思疎通が取れることのほうが稀で、どんなに言葉を尽くしても通じないものがあるというのは真実だと思う。    <br />ただ、その真実に捕らわれ過ぎれば世の中に出て人に接するのが怖くなるわけで、妻も子もある身でそんな情けないことを言っているわけにはいかない。    <br />怖かろうが何だろうがやらなければならないのだから、また明日からも一歩一歩、前を向いて進んでいくのである。</p>  <div style="padding-bottom: 0px; margin: 0px; padding-left: 0px; padding-right: 0px; display: inline; float: none; padding-top: 0px" id="scid:81867AAF-BB02-476b-AE5D-12BDAC2E750D:223174f6-4be5-418d-bc2d-7e9fd303d5b5" class="wlWriterEditableSmartContent"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167549093/cagylogic-22/ref=nosim" target="_blank"><img alt="名もなき毒 (文春文庫)" src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51k3mFbKkSL._SL160_.jpg"><br />名もなき毒 (文春文庫)<br />宮部 みゆき </a></div>]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">宮部みゆき</category>
        
         <pubDate>Sat, 31 Mar 2012 05:14:42 +0900</pubDate>
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         <title>「アンナ・カレーニナ」トルストイ</title>
         <description><![CDATA[<blockquote>   <p>文豪トルストイが全力を注いで完成させた不朽の名作。美貌のアンナが真実の愛を求めるがゆえに破局への道をたどる壮大なロマン。</p> </blockquote>  <p>前回blogに書き込みをしてから３ヶ月近く音沙汰が無かったのは、書き込みをやめたわけでも読書をやめたわけでもなく、ただ本書を読むのに時間が掛かっていたから……。</p>  <p>言わずと知れた世界の名作。   <br />かつて「戦争と平和」を読んだときも何ヶ月と時間を掛けたが、まだ高校生だったので若さもあり身体に堪えることはなかったが、頭も身体も弱り始めてきたこの頃、このレベルの大作を仕事の合間に読むのは寿命を縮め兼ねないほどしんどい。</p>  <p>理性としてヴロンスキーとアンナの恋は私には受け入れ難く、それ故にカレーニンも含めた３人には、「何がしたいのか？」とお説教の一つも呉れてやりたい衝動に駆られる。   <br />が、一方で、次第に心を蝕まれていくアンナの様子はとても真に迫るものであり、私の心をうった。    <br />だからこそ、それぞれの人が己の心に忠実に生きて、離婚結婚してさえいれば……と強く思う。</p>  <p>ただ、アンナの表情よりも、リョーヴィンとかキチィとかオブロンスキーといった、アンナを取り巻く人々の様子のほうがまた面白かった。特にオブロンスキーのダメ人間っぷりがとても愉快で、憎めず、気持ちをほっとさせる。</p>  <div style="padding-bottom: 0px; margin: 0px; padding-left: 0px; padding-right: 0px; display: inline; float: none; padding-top: 0px" id="scid:81867AAF-BB02-476b-AE5D-12BDAC2E750D:ab5f443b-e206-48bc-ae44-c5862e9677cf" class="wlWriterEditableSmartContent"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4102060014/cagylogic-22/ref=nosim" target="_blank"><img alt="アンナ・カレーニナ (上巻) (新潮文庫)" src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51W6BEY7EQL._SL160_.jpg"><br />アンナ・カレーニナ (上巻) (新潮文庫)<br />トルストイ </a></div>  <div style="padding-bottom: 0px; margin: 0px; padding-left: 0px; padding-right: 0px; display: inline; float: none; padding-top: 0px" id="scid:81867AAF-BB02-476b-AE5D-12BDAC2E750D:a0111a44-778d-48af-98be-b9cac068c635" class="wlWriterEditableSmartContent"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4102060022/cagylogic-22/ref=nosim" target="_blank"><img alt="アンナ・カレーニナ (中巻) (新潮文庫)" src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/511Z5D9NSXL._SL160_.jpg"><br />アンナ・カレーニナ (中巻) (新潮文庫)<br />トルストイ </a></div>  <div style="padding-bottom: 0px; margin: 0px; padding-left: 0px; padding-right: 0px; display: inline; float: none; padding-top: 0px" id="scid:81867AAF-BB02-476b-AE5D-12BDAC2E750D:305aafe6-f581-474b-b05b-9374803f4960" class="wlWriterEditableSmartContent"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4102060030/cagylogic-22/ref=nosim" target="_blank"><img alt="アンナ・カレーニナ (下巻) (新潮文庫)" src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51X6BGCE0CL._SL160_.jpg"><br />アンナ・カレーニナ (下巻) (新潮文庫)<br />トルストイ </a></div>]]></description>
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         <pubDate>Sat, 31 Mar 2012 04:42:11 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>「タイニー・タイニー・ハッピー」飛鳥井千砂</title>
         <description><![CDATA[<blockquote>   <p>東京郊外の大型ショッピングセンター「タイニー・タイニー・ハッピー」、略して「タニハピ」。商品管理の事務を務める徹は、同じくタニハピのメガネ屋で働く実咲と2年前に結婚。ケンカもなく仲良くやってきたつもりだったが、少しずつズレが生じてきて…(「ドッグイヤー」より)。今日も「タニハピ」のどこかで交錯する人間模様。結婚、恋愛、仕事に葛藤する8人の男女をリアルに描いた、甘くも胸焦がれる、傑作恋愛ストーリー。 </p> </blockquote>  <p>職場の最寄り駅にもショッピングモールがあって、仕事が早く片付いた日にはちょっと立ち寄ってブラブラとしてみることもある。   <br />日常、本やＣＤを買うことはあるけれど、服なんかには余り興味がないため、お洒落なお店をウィンドショッピングする機会は女性に比べると低い。    <br />それでも、雑貨類を見て廻ったりするのは楽しいし、子供のおもちゃを下見したりするのもまた楽しい。    <br />恐らく、ショッピングモールというのはそういうところで、何か必要に駆られて買いに来るというより、そうして漫然と小さな幸せを探しに来るようなところなのだろう。</p>  <div style="padding-bottom: 0px; margin: 0px; padding-left: 0px; padding-right: 0px; display: inline; float: none; padding-top: 0px" id="scid:81867AAF-BB02-476b-AE5D-12BDAC2E750D:78d3e89c-d7c8-4cd2-8975-8bdfcd3f75f9" class="wlWriterEditableSmartContent"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4043944543/cagylogic-22/ref=nosim" target="_blank"><img alt="タイニー・タイニー・ハッピー (角川文庫)" src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51l4jpyzYgL._SL160_.jpg"><br />タイニー・タイニー・ハッピー (角川文庫)<br />飛鳥井 千砂 </a></div>]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">BOOK</category>
        
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">飛鳥井千砂</category>
        
         <pubDate>Sat, 31 Mar 2012 04:14:43 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>「九月が永遠に続けば」沼田まほかる</title>
         <description><![CDATA[<blockquote>   <p>高校生の一人息子の失踪にはじまり、佐知子の周囲で次々と不幸が起こる。愛人の事故死、別れた夫・雄一郎の娘の自殺。息子の行方を必死に探すうちに見え隠れしてきた、雄一郎とその後妻の忌まわしい過去が、佐知子の恐怖を増幅する。悪夢のような時間の果てに、出口はあるのか―。人の心の底まで続く深い闇、その暗さと異様な美しさをあらわに描いて読書界を震撼させたサスペンス長編。</p> </blockquote>  <p>息子の失踪はほんの始まりで、それを追いかけていく過程でさまざまな事実にぶち当たる。   <br />恐らく人は、忙しさとかにかまけて日々の細かい事々を気に留めずに生活している。大概の場合、それで問題がない。そのくらいの善意はこの世界にはあると思っている。    <br />何かがあって、日々の細かい事々を拾い集めて事実を知っていく、そのことが必ずしも幸せや真実に繋がらない。    <br />何も知らなければ……九月が永遠に続けばいいのかもしれないが、”知らないで居る”という選択肢はどんな局面でも恐らく許されないのだろうと何となく思う。</p>  <div style="padding-bottom: 0px; margin: 0px; padding-left: 0px; padding-right: 0px; display: inline; float: none; padding-top: 0px" id="scid:81867AAF-BB02-476b-AE5D-12BDAC2E750D:d3c374fa-2fc5-4b6d-9a46-07c853082616" class="wlWriterEditableSmartContent"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101338515/kingyou-22/ref=nosim" target="_blank"><img alt="九月が永遠に続けば (新潮文庫)" src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41m%2B2ZkrmcL._SL160_.jpg"><br>九月が永遠に続けば (新潮文庫) 沼田 まほかる </a></div>]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">BOOK</category>
        
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">沼田まほかる</category>
        
         <pubDate>Tue, 10 Jan 2012 02:05:55 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>「孤虫症」真梨幸子</title>
         <description><![CDATA[<blockquote>   <p>「週に三度、他の男とセックスすることを習慣にして」いる主婦・麻美。彼女の不倫相手が、次々と身体全体に瘤のようなものを作って原因不明の死を遂げる。彼女自身の肉体にも異変が起こる。女同士の憎悪や嫉妬、母娘で繰り返される愛憎劇。一見幸せな主婦の誰にも言えない秘密とは…。 </p> </blockquote>  <p>我が家の周辺にはカマキリが多い。   <br />これまで南関東の結構自然が豊かな土地を転々と住んできたので様々な虫を見かける機会があったが、カマキリは年に１～２匹見かけたら良いほうで、余り馴染みのない虫というイメージだった。しかし、我が家の周りでは、秋口には日に２～３匹もカマキリを見かける。    <br />……そのカマキリで驚いたのが、人に踏まれるかして潰れてしまったカマキリの脇に必ずといっていいほどウネウネと動いている黒いひも状の物体を見かけること。    <br />カマキリの内臓部位なのか何なのか。そもそもカマキリというと、メスがオスを食べて……という話もあるから、実は黒いひも状の物体が本体で……なんてこともあるんじゃないか、なんてＳＦみたいな空想をしてみたりもした。    <br />ネットで調べてみたところ、”ハリガネムシ”というカマキリにつく寄生虫で、驚くべきはこの”ハリガネムシ”が宿主であるカマキリから離れると、カマキリは死んでしまうらしいということ。これじゃ本当にハリガネムシが本体みたいだ。</p>  <div style="padding-bottom: 0px; margin: 0px; padding-left: 0px; padding-right: 0px; display: inline; float: none; padding-top: 0px" id="scid:81867AAF-BB02-476b-AE5D-12BDAC2E750D:f87c9f61-cee1-4942-afb0-d0dfe128ab02" class="wlWriterEditableSmartContent"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062761823/kingyou-22/ref=nosim" target="_blank"><img alt="孤虫症 (講談社文庫)" src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51v0O3A505L._SL160_.jpg"><br>孤虫症 (講談社文庫) 真梨 幸子 </a></div>]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">BOOK</category>
        
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">真梨幸子</category>
        
         <pubDate>Tue, 10 Jan 2012 01:57:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>「Another」綾辻行人</title>
         <description><![CDATA[<blockquote>   <p>【上】      <br />夜見山北中学三年三組に転校してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。同級生で不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、謎はいっそう深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木が凄惨な死を遂げた!この“世界”ではいったい何が起きているのか!?いまだかつてない恐怖と謎が読者を魅了する。名手・綾辻行人の新たな代表作となった長編本格ホラー。       <br />【下】       <br />奇妙な「二人だけの孤独と自由」を過ごす中で、恒一と鳴、二人の距離は徐々に縮まっていく。第二図書室の司書・千曳の協力を得つつ、“現象”の謎を探りはじめるが、核心に迫ることができないままに残酷な“死”の連鎖はつづく…。夏休みに入ったある日、発見させる一本の古いカセットテープ。そこに記録されていた恐ろしき事実とは!?―ゼロ年代の掉尾を飾った長編本格ホラー、驚愕と感動の完結巻。</p> </blockquote>  <p>私の中学時代は、余り楽しいものではなかった。   <br />恐らく大概の人は中学時代を振り返ったとき、重く閉塞的な印象を想起するのではないかと思うのは、私の思い込みだろうか。    <br />この本、夜見山北中学の中での榊原恒一の姿は、”残酷な死の連鎖”を背景に持ちながらも明るく開放的でうらやましいとさえ思った。……たぶん、その人の心の持ちようで、環境は明るくも暗くもなるのだろう。</p>  <p>綾辻行人は推理小説の人、というように思っていたので、学園ホラーみたいな内容の本は珍しいなぁ、と思って軽い気持ちで読んでいたが、やはりちょっとした仕掛けがあって、他人の話をよく聴かない私は気が付かずにエッと思ってしまった。</p>  <div style="padding-bottom: 0px; margin: 0px; padding-left: 0px; padding-right: 0px; display: inline; float: none; padding-top: 0px" id="scid:81867AAF-BB02-476b-AE5D-12BDAC2E750D:ca3e6b7f-5edd-47c7-9f1d-bd4dd2eb7f5b" class="wlWriterEditableSmartContent"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041000017/kingyou-22/ref=nosim" target="_blank"><img alt="Ａｎｏｔｈｅｒ（上） (角川文庫)" src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51XMey27cSL._SL160_.jpg"><br>Ａｎｏｔｈｅｒ（上） (角川文庫) 綾辻 行人 </a></div>  <div style="padding-bottom: 0px; margin: 0px; padding-left: 0px; padding-right: 0px; display: inline; float: none; padding-top: 0px" id="scid:81867AAF-BB02-476b-AE5D-12BDAC2E750D:34a9a4a1-e490-4df7-a9e5-43ed28a69b00" class="wlWriterEditableSmartContent"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041000009/kingyou-22/ref=nosim" target="_blank"><img alt="Ａｎｏｔｈｅｒ（下） (角川文庫)" src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/5162ZH6%2BKbL._SL160_.jpg"><br>Ａｎｏｔｈｅｒ（下） (角川文庫) 綾辻 行人 </a></div>]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">BOOK</category>
        
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">綾辻行人</category>
        
         <pubDate>Tue, 10 Jan 2012 01:37:25 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎</title>
         <description><![CDATA[<blockquote>   <p>衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ?何が起こっているんだ?俺はやっていない―。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。</p> </blockquote>  <p>先日、高校時代の仲間や恩師と会うことが出来た。   <br />もう何年、何十年も会っていない皆と一緒になって飲んで、気が付いたら電車のなくなる時間になっていた。    <br />昔の仲間と過ごす空気はとても心地良いもので、久々にほっとした気分でゆっくり出来た。    <br />３７歳にもなって依然中途半端な自分を恥ずかしいと思ってはいたが、そんなことよりも、昔と変わらない時間を過ごせたことが何よりもありがたかった。</p>  <p>映画「スティング」のような大どんでん返しとまではいかないけれど、遠い昔の友達との変わらない信頼の力で逃げ切る展開は痛快で、久々に面白い本を読めた。</p>  <p>ビートルズをよく聞き込んでいたのは小中学生の頃で、もう遠い昔だけれど、カラオケでは未だに必ず歌うし、もう何処か身体にしみ付いている感じがある。   <br />映画版もついつい見てしまったが、皆が「ゴールデンスランバー」を口ずさむのが何ともいえず印象に残った。</p>  <div style="padding-bottom: 0px; margin: 0px; padding-left: 0px; padding-right: 0px; display: inline; float: none; padding-top: 0px" id="scid:81867AAF-BB02-476b-AE5D-12BDAC2E750D:13c53bc9-fa74-4e3b-b94f-dddff496e4d2" class="wlWriterEditableSmartContent"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410125026X/kingyou-22/ref=nosim" target="_blank"><img alt="ゴールデンスランバー (新潮文庫)" src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41M168Noi6L._SL160_.jpg"><br>ゴールデンスランバー (新潮文庫) 伊坂 幸太郎 </a></div>]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">BOOK</category>
        
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">伊坂幸太郎</category>
        
         <pubDate>Sat, 24 Dec 2011 02:32:17 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>「ICO」宮部みゆき</title>
         <description><![CDATA[<blockquote>   <p>【上】     <br />霧の城が呼んでいる、時が来た、生贅を捧げよ、と。イコはトクサ村に何十年かに一人生まれる角の生えたニエの子。その角を持つ者は「生贅の刻」が来たら、霧の城へ行き、城の一部となり永遠の命を与えられるという。親友トトによって特別な御印を得たイコは「必ず戻ってくる」と誓い、村を出立するが―。       <br />【下】      <br />断崖絶壁に建つ夢の城にやってきたイコは、鳥篭に囚われた一人の少女・ヨルダと出逢う。「ここにいちゃいけない。一緒にこの城を出よう。二人ならきっと大丈夫」。なぜ霧の城はニエを求めるのか。古のしきたりとヨルダの真実とは。二人が手を取り合ったとき、この城で起きた悲しい事件の幻が現れ始める。</p> </blockquote>  <p>先日、娘の保育園で一日保育士体験というのをやった。   <br />私は特に出たがり目立ちたがりなタイプではないが、保育参観も兼ねて、一日娘と居られたら幸せだろうと思ってやったことだった。実際、なかなか楽しい体験が出来てとてもよかった。    <br />朝から夕方まで、物珍しそうに集まってくる子供達の応対に振り回されて、全然相手にしてもらえない娘が怒って「帰る」と泣き出したりする始末だった。    <br />そのとき感じたのが、子供っていうのは手を繋ぐのが好きだなということ。    <br />こっちに来て！と手を引くことももちろんあるけれど、ただ手を繋いでいるだけでうれしそうにこちらを見ている。娘をはじめ、かわいい女の子に囲まれて「繋いで繋いで！」とせっつかれて右手も左手もふさがってしまうなんて、とても幸せな気分だった（笑）。</p>  <p>ＩＣＯというゲームが優れているのは、”手を繋ぐ”という行為が人の心の淡く切ない部分を表しているということに着目したという点だと思う。得体の知れない魔物が出てくる古城の中を小さな男の子がかよわい女の子の手を引いて進んでいく姿は、誰にも切ない思いを想起させる。   <br />ただ、優れているのはゲームの話。</p>  <div style="padding-bottom: 0px; margin: 0px; padding-left: 0px; padding-right: 0px; display: inline; float: none; padding-top: 0px" id="scid:81867AAF-BB02-476b-AE5D-12BDAC2E750D:0ea33828-f83d-4ae3-b594-32d467c9d77a" class="wlWriterEditableSmartContent"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062768097/kingyou-22/ref=nosim" target="_blank"><img alt="ICO－霧の城－（上） (講談社文庫)" src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51dkC5sbHBL._SL160_.jpg"><br>ICO－霧の城－（上） (講談社文庫) 宮部 みゆき </a></div>  <div style="padding-bottom: 0px; margin: 0px; padding-left: 0px; padding-right: 0px; display: inline; float: none; padding-top: 0px" id="scid:81867AAF-BB02-476b-AE5D-12BDAC2E750D:53b68284-5b7a-44a2-b1bd-7c7a0681f2df" class="wlWriterEditableSmartContent"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062768100/kingyou-22/ref=nosim" target="_blank"><img alt="ICO－霧の城－（下） (講談社文庫)" src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51OvWAXEC2L._SL160_.jpg"><br>ICO－霧の城－（下） (講談社文庫) 宮部 みゆき </a></div>]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">BOOK</category>
        
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">宮部みゆき</category>
        
         <pubDate>Fri, 23 Dec 2011 23:47:53 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>「猫を抱いて象と泳ぐ」小川洋子</title>
         <description><![CDATA[<blockquote>   <p>「大きくなること、それは悲劇である」。この箴言を胸に十一歳の身体のまま成長を止めた少年は、からくり人形を操りチェスを指すリトル・アリョーヒンとなる。盤面の海に無限の可能性を見出す彼は、いつしか「盤下の詩人」として奇跡のような棋譜を生み出す。静謐にして美しい、小川ワールドの到達点を示す傑作。</p> </blockquote>  <p>チェスについては駒の動かし方を知っているくらいでしかないけれど、将棋は子供の頃かなり夢中になってやっていた。</p>  <p>誰に教えてもらって始めたのでもなく、祖父母から将棋盤を貰ったのをきっかけにして、入門本を読んでルールを学んで、後は父親や祖父と駒落ち（ハンデ）で相手をしてもらったりしていた。   <br />やがて、私が小学３年で転校した先のクラスで将棋が流行って、学校へマグネット盤の将棋を持って行って休み時間などに友達と指した。    <br />始めは弱くて負けてばかりいて、次第によく考えたりセオリーを学んだりして負けないようになったけれど、定石を覚えたり詰め将棋を解くなんてところまで発展しなかったので、最後は余り勝てなくなって今に至っている。</p>  <p>将棋の駒にはそれぞれ個性があって楽しい。   <br />私の持っていた駒は彫刻刀で略字を彫ったような感じのもの。他の友達の持っていた将棋も、達筆に筆で駒の名前が書かれているようなものばかりで、味のあるものばかりだった。    <br />チェスの勝ち負けよりも美しい詩のような棋譜を記す……なんて話を読んでいると、また将棋なり、またはチェスなりをやってみたくなってくる。</p>  <div style="padding-bottom: 0px; margin: 0px; padding-left: 0px; padding-right: 0px; display: inline; float: none; padding-top: 0px" id="scid:81867AAF-BB02-476b-AE5D-12BDAC2E750D:646b6ceb-f323-44b7-97e2-97f0a720d2cc" class="wlWriterEditableSmartContent"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167557037/kingyou-22/ref=nosim" target="_blank"><img alt="猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)" src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51JQUsV3VYL._SL160_.jpg"><br>猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫) 小川 洋子 </a></div>]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">小川洋子</category>
        
         <pubDate>Sun, 13 Nov 2011 01:31:24 +0900</pubDate>
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