- January 10, 2012
- Category: BOOK
「Another」綾辻行人
【上】
夜見山北中学三年三組に転校してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。同級生で不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、謎はいっそう深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木が凄惨な死を遂げた!この“世界”ではいったい何が起きているのか!?いまだかつてない恐怖と謎が読者を魅了する。名手・綾辻行人の新たな代表作となった長編本格ホラー。
【下】
奇妙な「二人だけの孤独と自由」を過ごす中で、恒一と鳴、二人の距離は徐々に縮まっていく。第二図書室の司書・千曳の協力を得つつ、“現象”の謎を探りはじめるが、核心に迫ることができないままに残酷な“死”の連鎖はつづく…。夏休みに入ったある日、発見させる一本の古いカセットテープ。そこに記録されていた恐ろしき事実とは!?―ゼロ年代の掉尾を飾った長編本格ホラー、驚愕と感動の完結巻。
私の中学時代は、余り楽しいものではなかった。
恐らく大概の人は中学時代を振り返ったとき、重く閉塞的な印象を想起するのではないかと思うのは、私の思い込みだろうか。
この本、夜見山北中学の中での榊原恒一の姿は、”残酷な死の連鎖”を背景に持ちながらも明るく開放的でうらやましいとさえ思った。……たぶん、その人の心の持ちようで、環境は明るくも暗くもなるのだろう。
綾辻行人は推理小説の人、というように思っていたので、学園ホラーみたいな内容の本は珍しいなぁ、と思って軽い気持ちで読んでいたが、やはりちょっとした仕掛けがあって、他人の話をよく聴かない私は気が付かずにエッと思ってしまった。



もみお(♂)


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