- November 13, 2011
- Category: BOOK
「猫を抱いて象と泳ぐ」小川洋子
「大きくなること、それは悲劇である」。この箴言を胸に十一歳の身体のまま成長を止めた少年は、からくり人形を操りチェスを指すリトル・アリョーヒンとなる。盤面の海に無限の可能性を見出す彼は、いつしか「盤下の詩人」として奇跡のような棋譜を生み出す。静謐にして美しい、小川ワールドの到達点を示す傑作。
チェスについては駒の動かし方を知っているくらいでしかないけれど、将棋は子供の頃かなり夢中になってやっていた。
誰に教えてもらって始めたのでもなく、祖父母から将棋盤を貰ったのをきっかけにして、入門本を読んでルールを学んで、後は父親や祖父と駒落ち(ハンデ)で相手をしてもらったりしていた。
やがて、私が小学3年で転校した先のクラスで将棋が流行って、学校へマグネット盤の将棋を持って行って休み時間などに友達と指した。
始めは弱くて負けてばかりいて、次第によく考えたりセオリーを学んだりして負けないようになったけれど、定石を覚えたり詰め将棋を解くなんてところまで発展しなかったので、最後は余り勝てなくなって今に至っている。
将棋の駒にはそれぞれ個性があって楽しい。
私の持っていた駒は彫刻刀で略字を彫ったような感じのもの。他の友達の持っていた将棋も、達筆に筆で駒の名前が書かれているようなものばかりで、味のあるものばかりだった。
チェスの勝ち負けよりも美しい詩のような棋譜を記す……なんて話を読んでいると、また将棋なり、またはチェスなりをやってみたくなってくる。


もみお(♂)


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