「アッシュベイビー」金原ひとみ

キャバクラ嬢のアヤは大学時代の同級生であるホクトと些細なきっかけから同居を始めた。彼は小児性愛者で、大人の女には見向きもしないのだった。ある日、ホクトの知人である村野という冷淡な男に出会い、アヤは強い執着を抱く。しかし、ホクトが家に赤ん坊を連れ込んだことから、すべてが歪み始めた…。欲望の極限まで疾走する愛を描き、いびつな真珠のように美しく衝撃的な恋愛小説。

先日、家でThe Offspringのノリのいい曲に合わせて妻と子供と三人、思い思いに踊りを踊ってふざけていた。
考えてみれば、私は”踊り”なんて踊ったことがなかった。
踊りというのは説明するまでもなく身体の動きで何かを表現するものであるが、実際にやってみようと思ってもどう動かしたら良いのかわからないし、こっぱずかしい気持ちもある。球技なんかのようにボールを追いかけるという目的があって身体を動かすのとは違って、踊りは私にとってかなり難易度の高いものだ。

セックスもおんなじだと思う。セックスも身体の動きや触れ合いで愛情を表現したり伝えあったりするもので、金原ひとみの小説に出てくる人々はセックスという表現を日常会話のように容易にこなしてしまうが、それは私にはまず不可能なことだ。

妻と子供と三人で踊った感想は、仲良くケタケタ笑いあえたし、家族だから恥ずかしさもなく、楽しく愉快で爽快だった。
またノリのいい曲をみつくろって踊ってみたいものだ。

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