「東京奇譚集」村上春樹

肉親の失踪、理不尽な死別、名前の忘却…。大切なものを突然に奪われた人々が、都会の片隅で迷い込んだのは、偶然と驚きにみちた世界だった。孤独なピアノ調律師の心に兆した微かな光の行方を追う「偶然の旅人」。サーファーの息子を喪くした母の人生を描く「ハナレイ・ベイ」など、見慣れた世界の一瞬の盲点にかき消えたものたちの不可思議な運命を辿る5つの物語。

不思議な展開の話というのは、村上春樹の作品の共通するイメージであり、“東京奇譚集”という題名からするとおり、いかにも村上春樹っぽい短編集。
また、読んでいる時には、確かに面白いのだけれど、いざ本を離れてみるとシュワシュワと印象に残っていた物語が消えてなくなるという感じも、いかにも村上春樹っぽい。
残業残業でクタクタになっている時には、この位の本がありがたい。

東京奇譚集 (新潮文庫)

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